【ベアドッグ繁殖プロジェクト】 「マル」の兄弟姉妹たち ~其の一~

さて、今日は「マル(Malu)」に続いて産まれてきた兄弟姉妹たちのお話です。

「マル」の出生から36分後の23時13分、2頭目は比較的スムーズに産まれてきました。白と黒の毛並みのバランスが良く、とても美しい顔立ちをしていました。

私はこの子に「レラ(Rela)」と名付けました。

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レラとは北海道の先住民族アイヌの人々の言葉で「風」を意味します。私が若かれし頃、人と野生動物との共存について学んだ地、それが北海道であり、私はアイヌ民族の方々の自然観にとても惹かれていると同時に、ベアドッグ活動の発祥であるWind River Bear Institute 、その両者への敬意を表し「レラ=風=Wind)」に決めました。風のようにしなやかな動きとスピートをもつ犬になってほしいという思いも込めています。

続いて3頭目に産まれた子。
私はこの子に「シュン(Shun)」と名付けました。

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シュンはレラが産まれてわずか10分後の23時23分に産まれました。私がまだレラを拭いたり、体重を測ったり、体の模様のスケッチをしている最中に、タマがうめき声を上げたので振り返ってみると、シュンが産まれていました。ほんの一瞬の出来事でした。そこから、私はこの子を「シュン(=瞬)」と名付けました。

続いて4頭目に産まれた子。
私はこの子に「ダン(Dan)」と名付けました。

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ダンは、今回の出産で唯一のオス犬となりました。そこで、タマ同様、初代ベアドッグの「ブレット(=鉄砲の弾(たま))の名前を継承し、「ダン(=弾)」と名付けました。とても毛色が黒くお父さんのリオによく似ています。実は2008年に出版された樋口明雄氏の小説「約束の地」に、私とブレットがイメージとして書かれた人物(峰政志)とベアドッグが登場します。そして、峰政志が連れているベアドッグも「ダン」と言います。私とブレットにとってとても光栄なことでしたし、いつか次世代のベアドッグが産まれたときに、この名を付けてみたいと思っていました。

ダンはシュンとは異なり、シュンが産まれてから約8時間後にようやく産まれました。タマはシュンを産んだ後も何度も息んでいたのですがなかなか産み落とせず、4月1日未明に疲れで寝入ってしまいました。そして、夜が明け、6:00過ぎから再び息み始め、ようやく7時11分に産まれました。ダンは今回の子犬たち産まれた他の子犬(平均446g)に比べて一際大きく562gありましたので、タマはとても苦労したのかもしれません。

ダンを出産し大きな壁を乗り越えたタマでしたが、実はこの後にさらなる試練が待ち受けていました。

次回に、5頭目、6頭目に産まれた子犬たちとその出産秘話をお伝えします。
ご期待下さい。

ピッキオ・ベアドッグハンドラー
田中

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「ベアドッグ繁殖プロジェクト」は、個人や企業・団体など、
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● パタゴニア環境助成金プログラム

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