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糞分析 その二

軽井沢の秋はあっという間に終わり、今年も白と黒の冬景色になりました。
先月までどんぐりを探して動き回っていたクマたちも、冬を越す場所を無事に見つけることができたようです。

初冬の浅間山

前回に引き続いて、糞分析の話題をお送りします。

糞分析の目的は、クマが何を食べているのかを知ることです。
そのために、糞をざるの上で水洗いする必要があります。

事務所を引越ししたばかりなので、今回は屋外での作業となりました。
保管用の冷凍庫から出してもとけないので、いったんお湯に浸けてとかします。

今年の春から秋にかけては、180個以上の糞を集めました。
寒くなる前に作業を終わらせたいね、とは毎年言っているのですが・・・

完全防寒

以前は糞にビニールや野菜くずなどのゴミが含まれていることもあったのですが、今回は畑で拾った糞からトウモロコシが出てきたのを除くと、ほかは草や木の実など自然由来のものしか確認されませんでした。
ゴミを含んだ糞がみられなくなったのは、クマに開けられないゴミ箱を導入してきたことや、人家近くでの追い払いが成果を上げてきた証拠です。

一方で、人家近くでよく見かけるものが出てきました。
例えばウワミズザクラの種や、
ウワミズザクラ糞

マムシグサの茎や根です。
マムシグサ糞

いずれも森の奥よりも道路沿いで見かけることが多いです。

クマたちは私たちの近くで、人知れずこうしたものを食べているのですね。
新たな「ごみグマ」を生み出さないようにするのはもちろんのこと、隣の「山グマ」たちと折り合いをつけていくことが求められています。


最後になりましたが、International School of Asia, Karuizawaの皆様、佐久市、東京、岐阜からお越しいただいた皆様におかれましては、寒い中での作業にご参加いただき、ありがとうございました。
この場を借りて御礼を申し上げます。

  玉谷
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