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野生動物問題の解決に王道なし

25日、長野県大町市にて「熊など野生動物との共存」をテーマとした討論会が催されたので、話を聞いてきました。
会場は100名ほどの聴衆で埋められ、大北地方の有志でつくる「森づくり人づくり22」の代表による司会のもと、信州ツキノワグマ研究会と日本熊森協会の代表、信州大学農学部の先生、長野県の担当者が意見を述べ合いました。

討論会記事
(1月26日付けの信濃毎日新聞より)

「増えすぎたシカについては誰が責任を負うのか。駆除する際の心の痛みを受け止めることも含めて、人間が責任を果たすべきではないか。」という、県担当者の発言は、クマの被害対策に従事する身として共感するところがありました。

仁科神明宮より

大町市の西に連なる北アルプスです。人里と野生動物の生息地は南北にのびる山麓で接しており、さらに、その接線上にはリンゴなどの果樹園もあります。
この長い「国境地帯」では、電気柵の設置や緩衝帯の整備、モンキードッグの導入が積極的に行われています。

  玉谷
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