オフリッシュへの関門 『30 feet leash』
将来、ベアドッグのタマとナヌックを手綱(leash)から放して仕事をさせる時が必ず来るでしょう。
その時に備えて、必ずクリアーしないといけないのが、
これ。通称 「 30 feet leash 」 。
長さ約10mの手綱。

この距離(30フィート)は、犬を手綱(leash)から放して歩かせたり、働かせるときのハンドラーとの最大距離と言われ、手綱なしの状態で、これより離れるとハンドラーは犬に連動した動きをさせ難くなります。
この最大距離の状態で、いつもの「Wait(待て)」、「Sit(座れ)」などの命令をしっかりでき、
そして、「Come(来い)」ができるようになると、
犬を手綱なし(オフリッシュ)でコントロールできる準備ができたことになります。
最近、タマとよくこの手綱で歩きます。
「Wait」

「Sit」

「Come」

普通のアスファルト道路では、こちらからのコマンドによく従うようになってます。
これらを何回も、また山中や獣道などの誘惑が多い場所でも繰り返しながら、
来るべき日に備えていきたいと思います。
ベアドッグハンドラー
田中
その時に備えて、必ずクリアーしないといけないのが、
これ。通称 「 30 feet leash 」 。
長さ約10mの手綱。

この距離(30フィート)は、犬を手綱(leash)から放して歩かせたり、働かせるときのハンドラーとの最大距離と言われ、手綱なしの状態で、これより離れるとハンドラーは犬に連動した動きをさせ難くなります。
この最大距離の状態で、いつもの「Wait(待て)」、「Sit(座れ)」などの命令をしっかりでき、
そして、「Come(来い)」ができるようになると、
犬を手綱なし(オフリッシュ)でコントロールできる準備ができたことになります。
最近、タマとよくこの手綱で歩きます。
「Wait」

「Sit」

「Come」

普通のアスファルト道路では、こちらからのコマンドによく従うようになってます。
これらを何回も、また山中や獣道などの誘惑が多い場所でも繰り返しながら、
来るべき日に備えていきたいと思います。
ベアドッグハンドラー
田中
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犬たちは駆けまわり、クマは冬ごもり
浅間山も冠雪し、軽井沢にも冬到来!

日々の散歩も手がかじかんできました。
発信器をつけたクマたちも大方冬ごもりをはじめました。
しかし、一方でタマとナヌックの訓練はまだまだ続きます。
今のうちに色んなコマンド(命令)を教えています。
毎日のお散歩の中でも、いろいろできます。

フィールドコマンドですごく大事な「JUMP(飛べ)」。
犬は倒木があるとくぐることが多く、このコマンドを教えておかないと、
倒木が多い場所でクマを追いかけるのが大変!
散歩中に低い障害物をみつけてはコマンドと共に飛ばせ、少しずつレベルアップしながら、
タマは今1mくらいなら、助走なしでコマンドと共に飛べるようになってます。

「Stay(そこにいて)」もしっかり長くできるようにやってます。
これはナヌック。ハンドラー大嶋がナヌックの回りをぐるぐる回ったり、上をとび越えても動かない。
しっかり待てるようになってきました。

散歩中だけではなく、訓練日を設けて、フィールド訓練もしています。
今日はクマの臭いの追尾と吠えの訓練をしました。
「Nanuq, Are you ready? Check it out!」

森のなかに仕込んでおいたクマの手を探し当てました。
「Nanuq, Good, Find !!!」

これは「Bark(吠えろ)」の訓練。

訓練ではクマの等身大シルエットボードを使ったりします。
もともとカレリアン・ベアドッグはよく吠える犬種ですが、
キャリーさんのところでは犬社会や人間社会での訓練が多く、
彼らはあまり吠えないようにしつけられていたので、
「Bark(吠えろ)」を教えるだけでも大変。
この辺りも犬の個性はまちまちなので、犬ごとに方法や状況を変えます。
タマは元々原始的な形質が強く残っている犬で、何事にもすごく高い警戒心で望みます。
ですので、「クマの臭いがなくても、道路脇からこんな形の物が出てくるだけで吠えるだろう」と思い、
この方法でトライ。
案の定、大成功!
タマに「Bark(吠えろ)」コマンドをだいぶ教えることができました。
同じコマンドを教えるにしても
それぞれの犬の個性や習熟度に合わせて、
タマとナヌックで訓練内容を微妙に変えたり、
できる限り成功できる状況を作ったり、
もし成功できなければ、
次回は少しレベルを下げたり、方法を変えたりしながら、
ひとつひとつクリアーし、そして繰り返していきます。
なかなか大変ですが、経験がすべて。
来シーズンを迎える前に、できる限りのことを経験はさせてあげたいと思っています。
ピッキオハンドラー
田中
===============================================
「次世代ベアドッグ導入プロジェクト」は、個人や企業・団体など、
多くの皆さまのご支援により行われております。

また、平成27年度は「次世代ベアドッグ育成、普及プロジェクト」として、
育成・普及面を「日立環境財団」様の環境NPO助成、及びベアドッグ育成の
ご寄付により行われています。

日々の散歩も手がかじかんできました。
発信器をつけたクマたちも大方冬ごもりをはじめました。
しかし、一方でタマとナヌックの訓練はまだまだ続きます。
今のうちに色んなコマンド(命令)を教えています。
毎日のお散歩の中でも、いろいろできます。

フィールドコマンドですごく大事な「JUMP(飛べ)」。
犬は倒木があるとくぐることが多く、このコマンドを教えておかないと、
倒木が多い場所でクマを追いかけるのが大変!
散歩中に低い障害物をみつけてはコマンドと共に飛ばせ、少しずつレベルアップしながら、
タマは今1mくらいなら、助走なしでコマンドと共に飛べるようになってます。

「Stay(そこにいて)」もしっかり長くできるようにやってます。
これはナヌック。ハンドラー大嶋がナヌックの回りをぐるぐる回ったり、上をとび越えても動かない。
しっかり待てるようになってきました。

散歩中だけではなく、訓練日を設けて、フィールド訓練もしています。
今日はクマの臭いの追尾と吠えの訓練をしました。
「Nanuq, Are you ready? Check it out!」

森のなかに仕込んでおいたクマの手を探し当てました。
「Nanuq, Good, Find !!!」

これは「Bark(吠えろ)」の訓練。

訓練ではクマの等身大シルエットボードを使ったりします。
もともとカレリアン・ベアドッグはよく吠える犬種ですが、
キャリーさんのところでは犬社会や人間社会での訓練が多く、
彼らはあまり吠えないようにしつけられていたので、
「Bark(吠えろ)」を教えるだけでも大変。
この辺りも犬の個性はまちまちなので、犬ごとに方法や状況を変えます。
タマは元々原始的な形質が強く残っている犬で、何事にもすごく高い警戒心で望みます。
ですので、「クマの臭いがなくても、道路脇からこんな形の物が出てくるだけで吠えるだろう」と思い、
この方法でトライ。
案の定、大成功!
タマに「Bark(吠えろ)」コマンドをだいぶ教えることができました。
同じコマンドを教えるにしても
それぞれの犬の個性や習熟度に合わせて、
タマとナヌックで訓練内容を微妙に変えたり、
できる限り成功できる状況を作ったり、
もし成功できなければ、
次回は少しレベルを下げたり、方法を変えたりしながら、
ひとつひとつクリアーし、そして繰り返していきます。
なかなか大変ですが、経験がすべて。
来シーズンを迎える前に、できる限りのことを経験はさせてあげたいと思っています。
ピッキオハンドラー
田中
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「次世代ベアドッグ導入プロジェクト」は、個人や企業・団体など、
多くの皆さまのご支援により行われております。



また、平成27年度は「次世代ベアドッグ育成、普及プロジェクト」として、
育成・普及面を「日立環境財団」様の環境NPO助成、及びベアドッグ育成の
ご寄付により行われています。

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