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ベアドッグ、産まれました!

本日7:41~12:22(現地時間3月25日15:41~20:22)の間に、アメリカ・モンタナ州にあるWind River Bear Institute(以下、WRBI)にて、7頭のカレリアン・ベアドッグの子犬が誕生しました。

soledad puppies(s)
(提供)Wind River Bear Institute

母親の名前はSoledad。彼女は今回が初出産でした。
彼女はブレットの姪(ブレットの兄弟姉妹の娘)にあたります。

7:50頃、WRBI代表のキャリーさんから「子犬、産まれ始めたよ!」とのメールが私に入りました。
それから約5時間かけて、Soledadは7頭の新たな命を誕生させてくれました。

実は、お正月頃に出産予定だった雌犬が上手く妊娠できず、Soledadは急遽代役を任されました。
そして、見事に妊娠。2週間前の超音波診断では、彼女のお腹に「最低4頭の子犬がいる」ということが分かっていました。

とは言え、彼女は初産。何が起こるかわかりません。
私は、わが子(娘3人)が産まれた時のようにどきどきが止まりませんでした。
FaceBookやメールで、何度も応援メッセージを送りました。

この写真はSoledadの飼い主である WRBIのProgram biologist、Nils Pedersenさんです。
産後のSoledadと子犬たちを見つめながら、優しく撫でています。

nils and solePuppies(s)
(提供)Wind River Bear Institute

初産で代役を任され、5時間苦しむ愛犬を見ながら、本当に大変な時間だったんだと思います。

大変穏やかな顔をされています。本当に安心したんだと思います。
この気持ち、(子をもつ親としても)何となく分かります。

3時間ほど前(向こうの真夜中)に「Good Night,Soledad and puppies & all of WRBI」というメッセージを送り、本日のやりとりを終了しました。

さあ、次世代ベアドッグ導入プロジェクトが動き始めました。

ブレットが急死し、はや1年が経とうとしています。
私は40歳になりました。体力キープのため、日々ランニングをしながら、すでに再始動しています。

また、前回のブレットの導入の時と大きく違うのは、今回は多くの皆様方からのご支援により再導入することです。
本当に多くの個人、そして、企業や団体の皆さまからご支援を頂きました。

この場をおかりして、改めて御礼申し上げます。

7頭の子犬たちは、ベアドッグになるために、これから2ヶ月の間に適正試験や新ハンドラー(オーナー)とのマッチング(相性のよいペアリング)という最初のハードルを越えなければなりません。

そして、その後のカレリアン・ベアドッグのしつけ、訓練も本当に大変です。
ブレットのときに様々な試行錯誤をしながら、経験して来ましたが、改めて気を引きしめて臨みます。

今後もこのブログにて、本プロジェクトの進捗をお知らせしてまいります。

これからも末永く、よろしくお願い致します。

ベアドッグ担当 田中
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祝!出産

今日は2頭のメスグマの冬眠穴を訪ねました。

足元の雪は固く締まり、頭上ではゴジュウカラが口笛を吹いています。
太陽の照り返しが冬のものではありませんね。
また春が巡ってきました!

石楠花

雪崩の跡を見ながら慎重に進んでいき、1頭目のクマの冬眠穴を見つけました。
標高1500mの谷合いからは、浅いV字型に切り取られた軽井沢の町並みが一望できました。

町を一望

冬眠穴はシャクナゲの下にあって入口が広く、双眼鏡で見ると、彼女の背中が見えました。

背中

じっと見ていると、寝返りを打ちましたよ。

2頭目のクマは標高700mの急斜面で冬眠していました。
イヌブナでしょうか、大木の洞に入っていました。
日の当たる南東向きの斜面で、とても居心地が良さそうです。

イヌブナ?

・・・と、聞こえました!
「クー」と子グマがつぶやいています。
ようこそ、軽井沢の森へ。

親子を緊張させないように、速やかにその場から立ち去りました。
新緑の森で、また会いたいね。

  ピッキオ 玉谷

※この調査は三井物産環境基金のサポートを受けて行っています。

冬眠穴を訪ねる

こんにちは。
私たちもクマ同様、穴蔵のような事務所で「冬ごもり」していることが多く、久しぶりの更新となりました。
みなさま、お変わりなくいらっしゃるでしょうか。

今回は、三井物産環境基金による“QUMAプロジェクト”で実施しているツキノワグマの出産確認調査についてご紹介します。

斜面を登る

クマは2月の初旬に冬眠穴の中で出産しますので、穴の入口付近にセンサーカメラを設置したり、耳を済ませて子グマの泣き声を聞いたりして、出産の有無を確認します。
成長するとあまり声を出さなくなるクマも、赤ん坊の頃はお乳をほしがっているのか「ギュルギュルギュル・・・」という声を上げますし、母グマを呼ぶ時に「ンォアー」と叫ぶのです。

⇒「クマの生命の誕生を確認しました」(2013年2月6日)

テレメ

軽井沢は2月中旬に、戦後最大となる積雪深99cmの大雪に見舞われましたが、ここ数日の暖かさで固く締まり、だいぶ歩きやすくなっています。
3月13日には、昨年夏のスタッフだった岡田さんの協力の下、あるメスグマが出産していないことを確認しました。

ツキノワグマの初産の年齢は4才前後と言われています。
しかし、このクマについては、追跡を始めた3才から8才になる今まで、子グマを連れている場面を一度も見ていません。

山の中ではどれくらいの割合のメスグマが、何頭の子グマを連れて穴から出てきているのでしょうか。
これから春にかけて、できるだけ多くの冬眠穴を訪れてみたいです。

  玉谷
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