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第24回どんぐりがえし!

今日はクマチームで、「どんぐりがえし」の活動に参加してきました!
「どんぐりがえし」とは、軽井沢のこども達がどんぐりを拾い集め、育てた苗木を山へ帰そうという活動です。

130512どんぐり運動の会 014

今年で第24回目の活動には、総勢170名の方が参加しました!
植樹

参加者みんなで力を合わせ、ミズナラなど、全部で750本の苗を山に帰しました。
今回の植樹場所は別荘地に近く、沢沿いだったこともあり、人の目を楽しませてくれるモミジ類や、水気の多い場所を好むトチの苗も植えました。

作業終了後には、あたたかい豚汁が振る舞われ、お腹も心も満たされました。

豚汁で一休み

山に帰した苗たちが、大きなどんぐりの森になり、たくさんの生き物たちの棲みかとなってほしいです。

なお、当日、多くの方の活動の様子を撮影させていただきましたが、うまくデータ保存されておらず掲載できませんでした。
お詫び申し上げます。

  インターン 和久井
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小学校での特別講義、始まりました。

5月上旬、少しずつ森に緑が増え始めるこの時期、
発信器を付けたクマたちも、ほとんど冬眠穴から出て活動を始めます。

毎年、この季節から軽井沢町のすべての小学校で「クマ安全講習」を開催しています。

これは私、田中の担当です。
5月8日は軽井沢西部小学校にお伺いしました。

安全講習1

交通安全の講習や非難訓練を毎年行っているように、
クマの安全講習も繰り返しが大切です。

基本的には「クマと出会わない」ことが大切で、そのためのクマ鈴などの役割を新入生にもお話しました。しかし、もしも出会ってしまったら、というところをロールプレイします。

この部分は、在校生が模範演技です。

安全講習2

さすが在校生の皆さん、年々、冷静な対応ができるようになっていると感じました。

また、昨年からクマを危険な側面だけからとらえるのではなく、「クマを通して、人と自然、野生動物との共存のあり方を考えていく講座」を、学年ごとに行っています。

軽井沢町周辺のクマの詳しい生態を学んだり、

レクチャー風景1

駆除された個体について、その原因を考えたり、

レクチャー風景2

家畜も含めた、私たちと動物とのかかわりを考えたり、
野生動物の調査方法を学んだりしています。

レクチャー風景3

これから6月中旬にかけて、軽井沢のすべての小学校、各学年で開催して行きます。

軽井沢西部小の皆さん、お疲れ様でした。

3年松組みの皆さん
早速の感想文ありがとうございました。
全部読ませていただきましたよ。
真剣に学んでくれていることがよくわかりました。

ブレットと会いたかった...、という感想もありましたね。私も会わせたかったです。
皆さんに紹介できるよう、これからブレットの後をつぐ犬を一生懸命に育てますね。

ピッキオ 田中

センサーカメラの回収に行ってきました。

こんにちは。
夏の半年、ピッキオでツキノワグマ対策をやらせていただく事になりました服部純と申します。
実は去年の夏もピッキオにお世話になっており二年目になります。
去年よりも皆様のお役にたてるよう頑張っていきたいと思います。

先日、ツキノワグマの冬眠穴に仕掛けたセンサーカメラの回収に行ってきました。
この調査はメスグマの出産状況を調べるために行っており、三井物産環境基金の助成を頂いて実施しています。

軽井沢も次第に春めいてきましたが、目指す冬眠穴の周りは一足早く新緑が眩しい季節が訪れていました。
木漏れ日の中、細い尾根を登っていくと洞の開いた大きな木がありました。
洞の中にクマはいませんでしたが、木の表面にはクマの爪あとがたくさん。
昔からクマが冬眠に使っていたのかもしれません。

130504冬眠穴(ローサ)カメラ回収 011

カメラをしかけた冬眠穴は木の根元にありました。
中に入ると落ち葉が円状に敷いてあり、その中でクマが丸くなって眠っているのが想像できました。
残念ながらカメラで仔グマの姿は確認できませんでしたが、森のどこかで母グマと遊んでくれていると良いなと思います。


服部