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銃砲の訓練

私たちが行うクマ対策では、銃砲を使用することがあります。

軽井沢は、豊かな森に包まれた鳥獣保護区の中にクマも生息し、人も生活しています。

このような場所では、クマたちは人に追われることもなく、徐々に人の存在や建物、道路等に対して警戒心が低くなり、人とクマとがばったり遭遇したり、被害が発生する可能性が上がることも予想されます。

私たちは、このような状況を少しでも防ぎたいと思っています。

そこで、クマの人に対する警戒心を高めるために、ベアドッグによる追い払いはもちろんのこと、銃砲にゴム弾という硬化プラスチック製の弾を込めて、クマ(のお尻の部分)に当てて痛み刺激を与えたり、閃光と爆音を発する花火弾を発砲することがあります(もちろん人側もクマの性質や被害防除の術を知り、実践する必要もありますが・・・)。

しかし、銃砲はその管理や操作を厳格に行わなければなりません。
よって、私たちは銃砲訓練をしっかりしておく義務がありあます。

そこで、本日は(クマが冬眠しているこの時期に)、田中、大嶋である射撃場にて射撃訓練を行いました。

shooting training1

ちなみにこれは50m先の標的。
Target.jpg

1発1発、色んな体勢で発砲し、その精度も双眼鏡で確認しながら、その都度、修正してゆきます。

動くものへも適応するために、クレー射撃(ランダムに飛んでゆく皿を狙い撃つ)も行いました。

お伺いした射撃場の教官や関係者の方も非常に親切で、銃砲所持者としてはかなり若手の二人に(期待して?!)銃の操作や射撃のポイントのアドバイスを細かく下さいました。

おかげさまで半日でしたが、本当に充実した訓練となりました。

今後も必要なときに、安全に、プロとしての仕事をしっかりとこなせるように、必要な技術の訓練を積み、備えてゆきたいと思います。

田中 & ブレット
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