『ヒトとクマのすむ町 軽井沢』
8月23日から2週間、インターンでお世話になっている日本大学生物資源科学部2年の首藤 義文です。
これまでクマ対策チームの皆さんに同行する中で、『軽井沢でのクマとヒトのすみ分けの難しさ』が見えてきました。
軽井沢は北に別荘地、南に農耕地が広がり、自然が豊かで住みやすい、素晴しい町だと思います。
一方で、クマの生息場所や移動経路となる森が、いたるところにあります。
特に夏は森の中でまとまった量の食物が少なくなるため、クマは住居地周辺の森も伝いながら食べ物を探索しているようです。
移動した先が農耕地や別荘地であった場合、クマはトウモロコシ畑やゴミ箱に行くつくこともあるでしょう。
これはクマにとって『あたりまえ』のことですが、居住区の近くにクマが現れたとあっては、住んでいるヒトが安心できません。
「人身事故になる前に殺すべきだ」という意見があがるとも聞きます。
しかし、これもまた、ヒトにとって『あたりまえ』のリアクションのひとつであると思います。
軽井沢では、このようにクマとヒトの『あたりまえ』が、対立しながら複雑に絡み合っているのだと感じました。

男子寮から見た「野鳥の森」
ピッキオでは、クマに対して学習放獣や追い払いで「居住地近くは危険である」と教育し、ヒトとは話し合って電気柵の普及推進や森の草刈りを進め、クマが住宅地に入りにくくしています。
両者にとって安全な『緊張感のある棲み分け』を目指しているのです。
今回の研修を通じて、野生動物や、彼らとヒトの問題に対して、ますます関心が高くなりました。
これからも勉強していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
首藤義文
これまでクマ対策チームの皆さんに同行する中で、『軽井沢でのクマとヒトのすみ分けの難しさ』が見えてきました。
軽井沢は北に別荘地、南に農耕地が広がり、自然が豊かで住みやすい、素晴しい町だと思います。
一方で、クマの生息場所や移動経路となる森が、いたるところにあります。
特に夏は森の中でまとまった量の食物が少なくなるため、クマは住居地周辺の森も伝いながら食べ物を探索しているようです。
移動した先が農耕地や別荘地であった場合、クマはトウモロコシ畑やゴミ箱に行くつくこともあるでしょう。
これはクマにとって『あたりまえ』のことですが、居住区の近くにクマが現れたとあっては、住んでいるヒトが安心できません。
「人身事故になる前に殺すべきだ」という意見があがるとも聞きます。
しかし、これもまた、ヒトにとって『あたりまえ』のリアクションのひとつであると思います。
軽井沢では、このようにクマとヒトの『あたりまえ』が、対立しながら複雑に絡み合っているのだと感じました。

男子寮から見た「野鳥の森」
ピッキオでは、クマに対して学習放獣や追い払いで「居住地近くは危険である」と教育し、ヒトとは話し合って電気柵の普及推進や森の草刈りを進め、クマが住宅地に入りにくくしています。
両者にとって安全な『緊張感のある棲み分け』を目指しているのです。
今回の研修を通じて、野生動物や、彼らとヒトの問題に対して、ますます関心が高くなりました。
これからも勉強していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
首藤義文
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