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私の「クマ日記」

私は1週間ほどの予定で軽井沢に滞在しています。
これまでクマ対策チームのスタッフに同行して、学んだことはたくさんあります。

電気柵の張り方、回収の仕方。
捕獲檻の設置の仕方。
発信器を付けた個体の場所を特定すること。
足跡や食べ跡を確認すること。

などなど技術面でのこともありますが、
クマという動物についても知ったことがあります。

意外と内股で歩く。
私よりもきれいにトウモロコシを食べる。
おいしいものがある場所はきちんとチェックしている。
(作物が熟していないときはおいしくなるまで待つ。)
クマ用でない檻に間違えてひっかかる。
木の上から落っこちることがある。
道がないことに気づかないで、道路脇の溝に落っこちることがある?

内股

とか、です。
おいしいものが好きな所は人とおんなじ。
だから、被害にもなりやすくなるのだと思いました。
ちなみに、ボケてるところは(ちょっとだけ)私とおんなじ。

人が住んでいて、動物も暮らしているのが今の軽井沢町です。
どのように「共存」していくか、というのは難しい問題です。
夏休みだけではとても終わらない大きな宿題です。
ただしヒントは、人の生活とクマの暮らしの両方があってはじめて
「共存」だと呼べる点ではないでしょうか。

軽井沢での日程を終えて家に帰ってからも、
どうすれば実現できるか、一生懸命考えます。

秋桜

  田原真喜子
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人とクマの間の問題に関わって

こんにちは。
クマチームのインターンとして8月9日から3週間お世話になりました、大阪コミュニケーションアート専門学校野生動物保護専攻2年の小林直輝と申します。
この3週間、様々な体験をさせていただきました。
自分へのおさらいも含め、その内容を少しご紹介したいと思います。

●学習放獣
軽井沢町で捕まえたクマに対しては発信器を取り付け、バリケードを設置した上で、ゴム弾、ロケット花火、ベアドッグ、鈴などで「人間って怖いんだよ」ということをクマに教えて逃がしました。
間近で作業過程の記録をとっていましたが、クマの勢いや重量感に半端じゃない迫力を感じました。
この時のクマは後に「ヤヨイ」と名づけられ、思い入れのあるクマになりました。

●錯誤捕獲の対応
くくり罠で捕まったクマに麻酔を投与し、各部の測定、サンプルの採取、タグなどの取り付けをした後、眠らせたまま山の奥へ連れて行きました。
くくり罠にかかったクマは暴れており、私たちインターン生は麻酔が効くまで遠くで様子を眺めていました。
少しでも近づきたい気持ちはありましたが、暴れてワイヤーをちぎったクマはその勢いで人に向かってきかねないため危険でした。
麻酔が効いたクマは目を開けたまま寝てました。

●通報対応
対応に向かうスタッフの方についていき、被害にあわれた方のお話をお聞きした上で、現場の状況を調査しました。
お話をうかがうと、軽井沢町内ではクマのほかにもイノシシやハクビシンなどによる被害もあるようでした。
クマに荒らされた畑や、これからクマが来るかもしれない畑には電気柵を設置して防除しました。

●夜巡回(23:00~)
夜にスタッフの方と合流し、発信器を付けているクマの居場所をテレメトリー調査で探り、地図に記録しました。
境界線を越えている(別荘地などに入りこんでいる)クマについては、早朝のシフトの方と合流後、ロケット花火やベアドッグで追い払いました。
暗闇の中の作業は、正直怖い部分もありました。

yayoi
イノシシ用の箱わなで錯誤捕獲された「ヤヨイ」

全力疾走で逃げていくクマや目を開けて熟睡してるクマを見て、山の中を悠然と歩くクマの姿も見たいと思いました。
スタッフの方曰く、山の中で見るクマは「とても美しい」そうです。

人々の意識のなかのクマのイメージは「恐怖」が強いように感じました。
まずは、私自身がもっとクマのことを知り、彼らの実像を正しくとらえていけたらなあ、と思いました。

  小林直輝

ヘアートラップにクマが訪れました

三井物産環境基金で助成金を頂き、軽井沢町周辺に生息するツキノワグマの生息数を把握するために、ヘアートラップ調査を開始しました。
ヘアートラップ調査は有刺鉄線に引っかかったクマの体毛からDNAを抽出して個体識別を試みるもので、浅間山麓におけるクマの生息状況把握を目指す「QUMAプロジェクト」の中で実施しています。

また、同時にヘアートラップによる調査の効果を把握するために、センサーカメラ(動画)を設置して様子を見ることにしました。すると、早朝、未標識のクマが1頭写っていました。

ヘアートラップ
(少し見えづらいですが、三角形に設置した有刺鉄線の外側から様子を見ているクマです)

クマは、とても慎重に有刺鉄線の周りを歩くと、鼻で臭いをかきながらゆっくり去っていきました。今回は、クマの毛根を採取することはできませんでしたが、今後、トラップの存在に慣れてくると取れると思います。

まだ、全ての調査箇所での申請が下りていないため、一部のみ調査を開始しましたが、今後は全ての箇所で調査が開始できるようにがんばります。

大嶋
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