みどりの日・環境大臣表彰を受けます!!

みなさま

環境省は、自然環境の保全に顕著な功績があった方を表彰し、これを讃えるとともに、自然環境の保全について国民の認識を深めることを目的として、毎年、『「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰』を行っています。

今年は、35件が環境大臣から表彰を受けます。

なっ、なんと・・・、今年の表彰者に「軽井沢町」が選ばれました。

受賞理由は、

ツキノワグマ、ニホンザル等の野生鳥獣対策について、早くから、専門家と連携を図りながら体制づくりを行 うとともに、総合的かつ具体的な対策事業を計画・実施するなど、自然環境の保全活動に尽力した

というもの。

このような難しい課題に対して、継続的に、そして真っ向から向き合ってきた(国、都道府県を含む)町は、ほとんどとないと思います。また、今回の表彰者の中で「町」が被表彰者になったのは軽井沢町だけで、それ以外はすべて保護団体や学校、個人でしたので、「軽井沢町」として評価されたのは大変誇らしいことだと思います。 

私がピッキオにやってきたのは10年前・・・。
軽井沢町ではクマによる被害が多発し、そこにはルールや体制もほとんどなく、
いつ人身事故が発生してもおかしくない状況がありました。

ピッキオのクマ対策スタッフは、この課題に対し、これまで汗や涙を流しながら、専門家として現場の最前線で走り回ってきましたので、今回の表彰は本当に嬉しい出来事でした。

田中
スポンサーサイト

クマの毛を採るために ~場所の選定と方法~

今日、QUMAプロジェクトの一環でヘアートラップ調査の現地調査へ行ってきました。

ヘアートラップ調査とは、クマが好きな食べ物(はちみつ等)で誘き寄せて、有刺鉄線(3m×3m)に付着した体毛(毛根)からDNAを採取し、何頭のクマが軽井沢周辺にいるのかを把握するのが目的です。

調査地は全部で約80箇所。軽井沢周辺の森を広範囲に調査するのですが、実際に現地へ行ってみると、思った以上に遠くて、移動時間がかかり、また、標高の高いところでは、いまだに雪が深く、車がスタックしたりと前途多難でした。

写真の赤線は、ヘアトラップのイメージ図。
地面から50cmぐらいの高さで、有刺鉄線を張ってみようかと思います。

110410ヘアートラップ設置箇所 021

設置場所はクマが通りそうなけものみち道や、地面に下草や倒木の少ないところなど、クマの気持ちになって、「ここだったら通るだろうな」という場所をイメージして選びます。

できるだけ多くのクマのデータを採取するためにも、ここが調査員の腕の見せ所!!
たくさんのクマが立ち寄って、毛を引っ掛けていってもらえればうれしいです。

大嶋

クマ棚調査

クマ棚がほとんど見つかりません。


昨年と同じコースを走っていますが、過去のデータと見比べてみても
明らかに様子が違うようです。
(比較できる風景の写真でもあればよいのですが…)


それだけ、ドングリの実りが悪かったということでしょうか。


今年は、クマ棚が『ほとんど無い』という、かなり貴重なデータが取れそうです。




ミズナラ

↑ミズナラのクマ棚


熊谷

はじめまして

はじめまして

4月1日からクマ対策チームの一員になりました、大嶋元(おおしま げん)と申します。

これまで様々なフィールドを転々としてきました。

極北にて
これは北極でイヌイットの友人とハンティングへ行った際に写したもの。周囲はゴツゴツとした岩と雪の世界でした。

北海道の知床国立公園でのヒグマ対策にも携わってきましたが、
軽井沢のような別荘地が森の中に点在しているところでの対策は初めてですので、
皆さんからたくさんのことを学び、これまでの経験活かしたいと思います。

より対策の効果が上がり、クマと人間が共存できる軽井沢町を作っていけるようがんばりますので、
どうぞよろしくお願いします。

大嶋