糞分析パート2
先日ご紹介した糞分析ですが、
ときには悲しくなることも。
糞からこんなものが出てくることがあります。

奥に見える大きな種子は
おそらくスモモかプルーンの種子。
軽井沢では庭先や畑の脇に植えられていることがあります。
他にも、野菜の種子のようなものや、
たまねぎの皮のようなもの、
スイカの種・・・?
コンポストか生ゴミを漁ったものと思われます。
畑の片隅に生ゴミを埋めていたのかもしれません。
生ゴミを食べた場合、消化しやすいのか、
原型が残っているものはあまりありません。
そして、糞がとても臭いです。
(普通クマの糞は臭くないです)
他にも、こんなものが出てきたこともあります。

クマを町に引き寄せないためにも
ゴミ管理の徹底が求められます。
軽井沢に住む方、軽井沢を訪れる方、
全ての方のご協力が必要です。
みなさまのご協力をお願いいたします。
ときには悲しくなることも。
糞からこんなものが出てくることがあります。

奥に見える大きな種子は
おそらくスモモかプルーンの種子。
軽井沢では庭先や畑の脇に植えられていることがあります。
他にも、野菜の種子のようなものや、
たまねぎの皮のようなもの、
スイカの種・・・?
コンポストか生ゴミを漁ったものと思われます。
畑の片隅に生ゴミを埋めていたのかもしれません。
生ゴミを食べた場合、消化しやすいのか、
原型が残っているものはあまりありません。
そして、糞がとても臭いです。
(普通クマの糞は臭くないです)
他にも、こんなものが出てきたこともあります。

クマを町に引き寄せないためにも
ゴミ管理の徹底が求められます。
軽井沢に住む方、軽井沢を訪れる方、
全ての方のご協力が必要です。
みなさまのご協力をお願いいたします。
スポンサーサイト
糞分析調査
みなさま
こんにちは。
クマが冬眠して少し落ち着くこの季節。
夏にはできない調査を実施しています。
まだまだ続く調査もありますが、今日はそのうちの一つ「糞分析」をご紹介します。
糞分析とは、
動物の糞の中身を調べることで、その動物が何を食べたのかを調べる
いわゆる「食性調査」のひとつです。
ピッキオのスタッフはクマの食性を調べるために
糞を持ち帰ることがあるのですが、そのため地域の方からは
「ピッキオは糞を見るとうれしそうに持って帰るよね」
とか
「うへぇ、臭いをかいでる・・・。棒でつついてるよ・・・」
とよく言われます。
糞がうれしいわけではないのです。(たぶん)
それによって、動物が何を食べていたのかを知ることができる。
それが楽しいのです。
さて、先日おこなった糞分析では、こんな結果が出ました。

黒光りするつぶつぶしているのがアリです。
これは、今年の7月29日に採集した糞です。
夏に採集した糞からはアリが出てくることが多いです。
こちらはウワミズザクラの実

これ、糞一つ分から出たものです。
逆に言うと、ウワミズザクラばかり食べていた、ということが分かります。
よ~く見ると、まだ果肉がついているものもたくさん・・・

あれだけ大きな体をしているのに、
小さなものを食べて、しかも殆ど消化していない。
何を消化して、どれだけの栄養を取っているんでしょうね。
忘れてはいけないのが、秋のドングリやクリの糞。
ドングリ・クリ糞からは殆ど殻が出てきません。
ドングリの場合はわずかに破片がありますが、
クリの場合はほとんどモンブランクリーム!
そう、クマはドングリもクリも皮をむいて食べるのです!
他にも、ヤマグワやクマヤナギ、サルナシの実、草の葉などなど
季節によって様々な物がでてきました。
糞分析をおこなうことにより、
軽井沢のクマがいつ、どんなものを食べているのか
が分かってきます。
毎年実施するとその年の傾向も見えてきますし、
他の地域でも実施できれば、地域差も見えてきます。
積み重なれば、
どんな森を残せばいいのか
どんな場所にクマの食べ物があるのか
そんなことも分かってくるかもしれません。
糞とにらめっこはちょっとつらい(変?)ですが、
これからも毎年実施していきたいと思います。
ちなみに、60個ほどあった糞を2日間で分析できたのは
お手伝いくださった皆様のおかげです。
この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
こんにちは。
クマが冬眠して少し落ち着くこの季節。
夏にはできない調査を実施しています。
まだまだ続く調査もありますが、今日はそのうちの一つ「糞分析」をご紹介します。
糞分析とは、
動物の糞の中身を調べることで、その動物が何を食べたのかを調べる
いわゆる「食性調査」のひとつです。
ピッキオのスタッフはクマの食性を調べるために
糞を持ち帰ることがあるのですが、そのため地域の方からは
「ピッキオは糞を見るとうれしそうに持って帰るよね」
とか
「うへぇ、臭いをかいでる・・・。棒でつついてるよ・・・」
とよく言われます。
糞がうれしいわけではないのです。(たぶん)
それによって、動物が何を食べていたのかを知ることができる。
それが楽しいのです。
さて、先日おこなった糞分析では、こんな結果が出ました。

黒光りするつぶつぶしているのがアリです。
これは、今年の7月29日に採集した糞です。
夏に採集した糞からはアリが出てくることが多いです。
こちらはウワミズザクラの実

これ、糞一つ分から出たものです。
逆に言うと、ウワミズザクラばかり食べていた、ということが分かります。
よ~く見ると、まだ果肉がついているものもたくさん・・・

あれだけ大きな体をしているのに、
小さなものを食べて、しかも殆ど消化していない。
何を消化して、どれだけの栄養を取っているんでしょうね。
忘れてはいけないのが、秋のドングリやクリの糞。
ドングリ・クリ糞からは殆ど殻が出てきません。
ドングリの場合はわずかに破片がありますが、
クリの場合はほとんどモンブランクリーム!
そう、クマはドングリもクリも皮をむいて食べるのです!
他にも、ヤマグワやクマヤナギ、サルナシの実、草の葉などなど
季節によって様々な物がでてきました。
糞分析をおこなうことにより、
軽井沢のクマがいつ、どんなものを食べているのか
が分かってきます。
毎年実施するとその年の傾向も見えてきますし、
他の地域でも実施できれば、地域差も見えてきます。
積み重なれば、
どんな森を残せばいいのか
どんな場所にクマの食べ物があるのか
そんなことも分かってくるかもしれません。
糞とにらめっこはちょっとつらい(変?)ですが、
これからも毎年実施していきたいと思います。
ちなみに、60個ほどあった糞を2日間で分析できたのは
お手伝いくださった皆様のおかげです。
この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
| HOME |