冬の一日 ~クマ棚調査にて~

みなさま

こんにちは。
ここのところ私(田中)とブレットは毎年町や県の調査でやっている町内外のクマ棚調査に出かけることが多くなっています。つい先日の積雪で車を林道に入れられず、徒歩にて調査をせざるを得ない場所もあります。

クマ棚とブレット

ブレットがクマ棚を発見する事はありませんがこんな感じ。
この調査では、出没や豊凶との関係などを調べる事を目的に、クマが今年残したクマ棚の位置や樹種、本数などを記録してゆきます。

4~5時間で10kmほどの山道をブレットと歩くこともしばしば。
場所の状況(車道等の人工物など)により、踏査中のほとんどをブレットが私を引くことも多く、その場合、踏査の最後には見ての通りブレットもその場で寝てしまうほど疲れていることもあります。

お疲れさん

でも、これまで Off leash(手綱なし)の訓練を繰り返しているので、人気のない山奥が踏査ルートの場合、こんな感じで Off leashで進んでいきます。

察知、まて!

このように斜面上に野生動物の気配を感じ取り立ち止まることもしばしば。
このときはいきなり突っ走らないように「Wait(まて)」をかけます。

ブレットはどんなに離れても通常は30~50mくらい先で私を振り返って確認してくれます。これも結びつきを強くしてきた成果です。

振り返り

そして、「Come(こい)」の号令

呼び戻し

撫でながら、ご褒美・・・

ご褒美

そして、「Down(伏せ)」で、仕切り直してスタート。

伏せて

実はこのルート、シカの新しい獣道が非常に多く、これには強い興味をいだか、ハンドラーの呼びにもはしっかり応じることができるクマ対策に特化した犬になるためには大事な訓練の一つです。

訓練と言っても、ご主人様という重いおもりを引っ張る事もなく、ご褒美もたまにもらえるので、Off leash 訓練のときはいつも大変楽しそうで活き活きしています。

ノーリード

周辺環境を考慮した上で、さまざまリスクを回避するために On leash(手綱につながれた状態)が多いのですが、できることならいつでもどこでも、クマ追いの時も "Off leash" でいさせてあげあいくらいです。

田中

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対馬野生生物保護センターよりお知らせ

みなさま こんにちは。
今日の軽井沢は雪。
葉の落ちた枝に雪が積もり、真っ白な樹形がとてもきれいです。
みなさまのお近くではいかがですか?

さて、今日は他の地域で野生動物の保護、共存を目指して活動している方からのご案内です。
場所は、長崎県の対馬。
対馬には、ヤマネコセンターと親しまれる環境省野生生物保護センターがあります。
野生生物保護センターでは、ツシマヤマネコ等の動植物を保護するために
さまざまな活動をしていらっしゃいます。(詳しくはこちら
その中の一つに、イエネコ(ヤマネコではなく)の里親探しやお米作りがあります。

ツシマヤマネコ保護のためにネコの里親探し?お米作り?と思った方。
ぜひご覧ください。

↓なぜ里親探し?↓
イエネコの飼い主探しの背景

↓里親探し中のネコたち↓
対馬飼い主探しポスター

ご興味があるかたは、直接下記へお問い合わせくださいませ。
tamc@yanbarukuina.jp

そして、お米作りについて。
その名も「佐護ツシマヤマネコ米」。
ツシマヤマネコの保護にもつながる、
地域も元気になる、
おいしいお米もとれて、環境にもいい。
一石三鳥にも四鳥にもなる活動です。
佐護ツシマヤマネコ米1

佐護ツシマヤマネコ米2


日本全国、世界を見ても、人と動物との問題はさまざまな形で存在しています。
軽井沢でも、対馬のように
人にとっても、動物にとっても、地域にとっても
いい「かたち」をつくりだしていきたいものです。


上池