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クマの棲む森にあるいびつなかたちの木は・・・

冬の森を探索しました。といいますか森の様子、クマの痕跡を探しに歩いてみました。
落葉して、雪原の森を歩くと、どこをけものが通っているのか、あのときはこんな場所を
通っていたにちがいない!とか、日常のクマの通り道がいろいろ見えてきます。

また、あちらこちらの樹上に葉っぱのかたまりがひっかかったようなクマ棚が遠くから
でもよく目立ちます。昨年の実りは豊かな箇所、乏しい箇所などまちまちでしたが、
スポンジのように乾燥したクマの糞も根元に落ちていました。

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まわりをよく見まわすと、ふとどこか形がいびつな木があちらこちらにあることに気づきます。
木の先端の枝が短い・・・、爪楊枝のようなかたちをした、どこか違和感を覚えます。

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ミズナラ、クリ、サクラなど、ドングリの仲間が多いようです。じつはこれは過去にクマに折られた
クマ棚の痕です。クマにいじめられても負けずに成長した証しではないかと思います。

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時にクマはドングリを食べるのに、可哀想なくらいボキボキに枝を折っていることがあります。
それでも枯れてしまうことは、よほどのことがない限りないとは思います。

クマ棚ができるどうかは、ドングリを木に登ってたべるのか、落ちているのをたべるのか、実っている
時期にほかに好みのたべものが山にあるのかなど、できる条件はクマの棲む森の様子により
まちまちだと思います。少なくとも軽井沢周辺はクマ棚をよく見かけます。

このように、森の木、1本、1本をよく見れば、この地域のクマの暮らしぶりの一端もなんとなく
のぞくこともできるのです。

そんなことを思いながら、冬の森、クマの棲む森にむきあってみるのも興味深いと思います。

軽井沢のクマはどこから町にでてくるのか・・・・
どこがクマの棲む森なのか・・・・、以外と遠くもあり、近くでもあるのかもしれません・・・・・

(ぷーさん・小山)




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