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噴火している、そのとき冬眠中のクマは・・・・

2日未明、浅間山が小規模噴火しました。
町内でも一部で降灰が認められました。

ではクマはどうしているのだろう・・・・
発信器を付けたクマの中には浅間山火口から約2-5km圏内の山麓部で
冬眠しているクマを3頭確認しています。

念のため電波による位置の確認をしてきました。

国道146号線を峰の茶屋を経て、北軽井沢方面までまわりこむと、中軽井沢ではうっすらと降灰していたのが、群馬側に近づくにつれて地上の雪は灰に染まらずに真っ白い箇所が多く見られたので、こちら側の降灰は多くはなかったのでしょうか。

ただ、噴煙がいつもより多めにあがっているだけで、真っ青な青空な平穏な風景がひろがっているのみでした。

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方向探知の結果、浅間山で冬眠していた3頭のクマに関しては、大きく電波が乱れていたり、位置が変わっているなどの変化もなく、依然として冬眠している様子でした。

小さな地震や地鳴りなど噴火の兆候はより地面に接して冬眠しているだけに異変を感じていたかもしれませんが、この噴火は冬眠中のクマにとって大きくはあわてることのない出来事だったのでしょうか?・・・・。

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軽井沢は無事です

浅間山が噴火しました。
昨晩は揺れと地鳴りが長く続き、私はしばらく眠れませんでした。
2004年に噴火した時はバーンと大きい音が聞こえましたが、ゴーという音と戸のガタガタ鳴る音が10分間ほど続きました。

私のアパート(築ウン十年)では、振動でカーテン扉が開きました。
噴火のことを知らなかったら、ポルターガイスト現象だと思ったでしょう。

朝、星野周辺ではうっすらと灰が積もっていました。

雪にも
雪にも

ササにも
ササにも

ガードレールにも
ガードレールにも
積もりました。

「浅間山焼昇記」によると、天明3年(1783)の大噴火の際には、焼け出されたクマやイノシシなどが宿場に踊りこんできたそうです。

今回、石が飛んだという北軽井沢で冬眠しているクマが気になります。
発信器が付いているクマについては、後ほど位置を確認してきたいと思います。

ちなみに、私が飼っているネコはちょっと怯えていたようにも見えましたが、私より早くにご就寝されました。
このネコが鈍感なのか、私が小心者すぎるのか・・・。

  玉谷

野生動物問題の解決に王道なし

25日、長野県大町市にて「熊など野生動物との共存」をテーマとした討論会が催されたので、話を聞いてきました。
会場は100名ほどの聴衆で埋められ、大北地方の有志でつくる「森づくり人づくり22」の代表による司会のもと、信州ツキノワグマ研究会と日本熊森協会の代表、信州大学農学部の先生、長野県の担当者が意見を述べ合いました。

討論会記事
(1月26日付けの信濃毎日新聞より)

「増えすぎたシカについては誰が責任を負うのか。駆除する際の心の痛みを受け止めることも含めて、人間が責任を果たすべきではないか。」という、県担当者の発言は、クマの被害対策に従事する身として共感するところがありました。

仁科神明宮より

大町市の西に連なる北アルプスです。人里と野生動物の生息地は南北にのびる山麓で接しており、さらに、その接線上にはリンゴなどの果樹園もあります。
この長い「国境地帯」では、電気柵の設置や緩衝帯の整備、モンキードッグの導入が積極的に行われています。

  玉谷