クリの中味は?・・・・

結実調査の様子をお話しします。

クリは当初、実りが豊作のようですとお話ししていましたが、実際に町内外を廻ってみると
ばらつきがあるようでした。それでも殻がたくさん落ちている箇所が多いようなのですが、
どうやら中味が詰まった実自体がいくつも落ち葉の隙間に残っている箇所と、殻があるのに
実がいっこうにみつからない箇所とがありました。未成熟な干からびた実が落ちているだけ
でした。

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もしかしたらイノシシなどに食べられてしまったのかもしれないし、人に拾われたとも考えられます。
ドングリの類では、ブナやクリには殻が実っていても中味がすかすかなのはよくあり得ることです。
たとえば、以前、調査していた丹沢では中味が詰まったブナが実った年は10年いても記憶している
限り2年間だけでした。

また、心なしか虫食いが多いようにも感じられ、クリ御飯にしようとかみさんと拾いながら、「今年は虫食いが多くない?」と話していました。

厳密には落ちたときに中味がどうかを確認しなければわからないのですが後の祭りです。
豊作には変わりないかも知れませんが、思っていたよりも実りが少なかったような気が
してなりません。

それでも、他のドングリ(ミズナラ、コナラ)も場所によりけりですが、全体にまったくないわけでは
なさそうです。

ぷ~さん(小山)より
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秋の深まり 結実調査スタート

軽井沢の別荘地周辺もようやく紅葉が目立ち始めました。
クマの通報もめっきりなくなりました。
夏、別荘地周辺や畑に現れていた発信器を付けたクマも、別荘地には
出てこないですっかりナラ林の山奥で行動しています。

今年もドングリ類の実りの評価の時期になりました。
浅間山含む軽井沢町周辺、近隣の群馬県側など数十箇所を10月中旬までに
みてまわります。

これまでにお伝えしたとおり別荘地周辺はクリが比較的実っていました。
豊作かな!と話してきましたが、果たしてどの場所でも実りは良好なのでしょうか。

実り具合でその後のクマの行動が変わってきます。

結果は次回にこうご期待です。

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写真:10月14日の野鳥の森からみた浅間山  紅葉と言ってもまだまだ緑です。

スタッフ紹介

玉谷宏夫(Hiroo Tamatani)

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【担当する仕事】
保全事業部ディレクター

【経歴】
東京都で生まれ、神奈川県で育ち、京都府で成長が止まり、軽井沢で退行が始まった。大学では土の中の小さな虫を調べるも、大きな動物に興味が芽生え、顕微鏡を双眼鏡に、ピンセットを八木アンテナに持ち替えた。以降10年間以上、ツキノワグマへの片想いが続く。

【最近のお気に入り】
高田純次さん関連の本

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大嶋 元 & ナヌック(Gen Oshima & Nanuq)

自己紹介(大嶋ナヌック)

【担当する仕事】
 ツキノワグマの調査/被害対策
 ベアドッグハンドラー

【経歴】
◆NANUQ(ナヌック)/雄
出生地:アメリカ合衆国モンタナ州。
誕生日:2014年3月25日生。
北米地域で活躍するクマ対策犬の父「ルースター」、母「ソリダッド」の子。ナヌックとはイヌイット語でクマを意味する。ハンドラー大嶋は学生時代をカナダの北極圏で過ごし、イヌイットの人々とも親交があったため、クマとの共存への思いを込めて名付けた。ナヌックはオス犬で、きょうだい犬の中でも体格が大きく、些細なことに動じず、クマに対峙することができそうだ。タマとは兄弟姉妹。

◆大嶋元
 学生時代、カナダのファームで生活する。北極の大学へ進学し、イヌイット家族と共に自給自足の生活をしながら狩猟技術やイヌイット文化を学ぶ。また、青年海外協力隊員としてグアテマラへ派遣され、電気や水道のない村で、グアテマラ人家族と共に藁葺き屋根の家で生活をしながら、海がめの生態調査を行う。
 帰国後、知床国立公園でヒグマ対策、日光国立公園でシカ対策に携わる。

【最近のお気に入り】
 GPSを持って山歩き 

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田中純平&タマ(Junpei Tanaka & Tama)

自己紹介(タマ&田中)

【担当する仕事】
ツキノワグマの調査、被害対策
ベアドッグハンドラー

【経歴】
◆TAMA(タマ)/雌
出生地:アメリカ合衆国モンタナ州。
誕生日:2014年3月25日生。
北米地域で活躍するクマ対策犬の父「ルースター」、母「ソリダッド」の子。初代ベアドッグのブレット(bullet=弾丸)にちなみ、WRBI 代表のキャリー・ハント氏により、弾(たま)と命名された。 タマは非常にプリミティブ(原始的)な形質をもち、狩猟欲が強く、匂いを嗅ぎ取る能力に優れている。ハント氏がぜひ繁殖犬(遺伝子を残したい)にしたいという逸材。ナヌックとは兄弟姉妹。

◆田中純平
北海道の大学で野生動物管理を学ぶ。この頃はエゾシカの生態研究に没頭。シカを観察しながら、山道を毎月150kmほど歩き、夜は山小屋で寝袋生活の日々。北海道東部を中心にヒグマやエゾシカの被害対策、様々な調査プロジェクトに携わった経験ももつ。2001年3月に「軽井沢のクマ対策請負人」として、いざ北海道から軽井沢へ!3児の父。兵庫県出身。

【最近のお気に入り】
家族との農作業、養鶏。

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初代ベアドッグ・ブレット(Bullet)

ブレット(小)

◆Bullet(ブレット)/雄
出生地:アメリカ合衆国ユタ州。
誕生日:2004年1月31日生。
北米地域で活躍するクマ対策犬の父「ブレイズ」、母「エイル」の子。2004年6月からハンドラー田中とペアを組み、その生涯を人とクマとの共存のために捧げた初代ベアドッグ。クマの出没現場では、繊細な鼻で空気に漂うクマの匂いをキャッチ。クマに接近したら雄らしい力強い吠え声と突進で一気に追い払う。2013年4月19日、急性の骨髄性疾患にて9歳という若さで永眠。生涯でクマを追った回数は438回にのぼった。