クマ遭遇情報(4/30)

(写真)芽吹きとともにクマの行動が活発になってきた。
親子のクマと遭遇された方から、皆様のお役に立てれば・・・、と貴重な情報をいただきました。
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【日時】4月30日 9:10
【場所】群馬県鼻曲山付近
【目撃者】単独
【クマ】親子(2頭)
【距離】15~20m(最接近時)
【鈴の有無】有り
【経過】登山中に親子のクマを発見した。
クマは鈴の音に気づかず、登山道より下方のブナ林で食事中だった模様。
↓
木陰に隠れてゆっくりクマ鈴を鳴らす。
↓
母グマは「ブォー」と鳴いて大急ぎで走り下りていった。
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遭遇された方は怖かったとのことですが、それでも、きわめて適切な対応をとられました。
それは、
1.クマより上方に位置したこと
2.冷静に観察しながら音を出したこと
です。
普通はクマ鈴の音や足音で、クマの方が先に気づいて逃げていきますが、今回のように食事に夢中になっている時などは気づくのが遅れることもあります。
その場合は、上記の1、2を心がけていただくか、後ずさりで距離をとっていただけるようにお願いします。
今後も遭遇事例をこの場でご紹介できればと思います。
クマと遭遇されましたら、ピッキオ(info@npo.picchio.jp)まで情報をお寄せいただければ幸いです。
この度は、情報をご提供いただき、ありがとうございました。
玉谷
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ジューンブライド
これは専ら西洋の文化ですが、6月はクマにとっても子孫を残すための大事な季節です。
メスを求めて東から西へ、南から北へ。
大胆に行動するオスグマがうっかり街へ出てこないように、
毎晩パトロールを行っています。
6月16日の午前5時、発信器のついたオスのクマが、森と別荘地の境界線に下りてきたので、
もう少し奥へ追い上げることにしました。
電波を頼りに接近していくと、途中で新しいクマの痕跡を見つけました。

受信シグナルが徐々に強くなっていき、木の上から獣の気配が・・・
「グゥオッグゥオッ・・・」
普段聞きなれない鳴き声が聞こえたので、じっと目を凝らしてみると、
大きな木の上に、発信器のついたオスのクマが一頭、
そのすぐ上に初めて見る小さめのクマが一頭。
その光景はさながらカブトムシのようでした。
私たちの気配に気づき、慌てて木から下りてきたのはオスのクマ。
一瞬こちらを振り返り、変な声で鳴きながら森の奥へ飛んで逃げました。
置いていかれた小さめのクマも、逃げていくオスのクマをしばらく目で追った後、
木から下って同じ方向へ走っていきました。
小さめのクマはオスに迫られていたメスグマ?、それともオスに追い詰められていたオスグマ?、それとも・・・
そういえば、2日前には、このオスのクマが発信器を付けたメスのクマと同じ場所にいたことを確認しています。
私には、今回のクマもメスグマであったように見えました。

看板には2頭のクマが別荘地に現れた日付を書き込み、付近の住民の方々に注意を呼びかけました。
熊谷 ♂
メスを求めて東から西へ、南から北へ。
大胆に行動するオスグマがうっかり街へ出てこないように、
毎晩パトロールを行っています。
6月16日の午前5時、発信器のついたオスのクマが、森と別荘地の境界線に下りてきたので、
もう少し奥へ追い上げることにしました。
電波を頼りに接近していくと、途中で新しいクマの痕跡を見つけました。

受信シグナルが徐々に強くなっていき、木の上から獣の気配が・・・
「グゥオッグゥオッ・・・」
普段聞きなれない鳴き声が聞こえたので、じっと目を凝らしてみると、
大きな木の上に、発信器のついたオスのクマが一頭、
そのすぐ上に初めて見る小さめのクマが一頭。
その光景はさながらカブトムシのようでした。
私たちの気配に気づき、慌てて木から下りてきたのはオスのクマ。
一瞬こちらを振り返り、変な声で鳴きながら森の奥へ飛んで逃げました。
置いていかれた小さめのクマも、逃げていくオスのクマをしばらく目で追った後、
木から下って同じ方向へ走っていきました。
小さめのクマはオスに迫られていたメスグマ?、それともオスに追い詰められていたオスグマ?、それとも・・・
そういえば、2日前には、このオスのクマが発信器を付けたメスのクマと同じ場所にいたことを確認しています。
私には、今回のクマもメスグマであったように見えました。

看板には2頭のクマが別荘地に現れた日付を書き込み、付近の住民の方々に注意を呼びかけました。
熊谷 ♂
今年初めての捕獲作業がありました
私たちの事務所の周りでは、コブシ、サクラが咲き終わり、ズミの花が散り始めました。
窓の外からはオオルリに加えて、エゾハルゼミの声も聞こえるようになりました。
季節が一気に走り出した感じです。

冬眠からあけたクマたちも活発に動き始め、町内の林にも、遠くで冬眠していたクマが戻ってきました。
戻ってきた日は昨年と比べて数日と違わず、その正確さには驚かされます。
この時期にあそこへ行けば何々がある、としっかり記憶しているのだと思います。
今日、5月21日は、事務所の近くで今年初めてクマが捕獲されました。
(昨年は5月23日が初捕獲日でした。)
イノシシの箱わなにかかったクマは、体重71kgの立派なオスでした。
クマの交尾期は初夏だと言われていますが、今日のクマには発情のサインがありました。

玉谷
窓の外からはオオルリに加えて、エゾハルゼミの声も聞こえるようになりました。
季節が一気に走り出した感じです。

冬眠からあけたクマたちも活発に動き始め、町内の林にも、遠くで冬眠していたクマが戻ってきました。
戻ってきた日は昨年と比べて数日と違わず、その正確さには驚かされます。
この時期にあそこへ行けば何々がある、としっかり記憶しているのだと思います。
今日、5月21日は、事務所の近くで今年初めてクマが捕獲されました。
(昨年は5月23日が初捕獲日でした。)
イノシシの箱わなにかかったクマは、体重71kgの立派なオスでした。
クマの交尾期は初夏だと言われていますが、今日のクマには発情のサインがありました。

玉谷
目撃情報看板を設置しました
一昨日、新たに「目撃情報看板」を設置しました。

みなさんからお寄せいただく情報をもとに、特に注意すべき場所にこのような看板を設置し、
付近を通行される方に注意を促します。
実はここ道路わきなのですが、看板のうしろに見える森へ、道路南の藪から渡る場所なのです。
道路の南にはクワの木が多く、この時期食べごろのクワの実があるため、クマがここを利用しているのです。
このような注意看板は、遭遇の可能性が高い時期と場所を選定しながら設置しておりますので、見かけたら付近を通行される際はいつも以上にご注意ください。
もっとも、この看板を設置していた時にそばいた児童のように「見たい!」と言われて看板のそばに居られても、実際に見ることはかなり困難なのですが…。
詳しい出没状況などはNPO PicchioのHP内にある「軽井沢町内の最新クマ情報」で半月ごとに更新してお知らせしております。
まずはクマの出没場所や遭遇の状況を知り、個人でできる予防から始めてみて下さい。
春山

みなさんからお寄せいただく情報をもとに、特に注意すべき場所にこのような看板を設置し、
付近を通行される方に注意を促します。
実はここ道路わきなのですが、看板のうしろに見える森へ、道路南の藪から渡る場所なのです。
道路の南にはクワの木が多く、この時期食べごろのクワの実があるため、クマがここを利用しているのです。
このような注意看板は、遭遇の可能性が高い時期と場所を選定しながら設置しておりますので、見かけたら付近を通行される際はいつも以上にご注意ください。
もっとも、この看板を設置していた時にそばいた児童のように「見たい!」と言われて看板のそばに居られても、実際に見ることはかなり困難なのですが…。
詳しい出没状況などはNPO PicchioのHP内にある「軽井沢町内の最新クマ情報」で半月ごとに更新してお知らせしております。
まずはクマの出没場所や遭遇の状況を知り、個人でできる予防から始めてみて下さい。
春山
クワの実注意報
野生のクワの木は、みなさんのご自宅の近くにもありますか?
普段は目立たないクワの木ですが、この時期は実を付けるので見つけやすくなります。

小指の爪ほどの小さな実は、白色から赤色へ、さらに熟すと写真のように黒っぽくなります。
こうなると人が食べても美味しく、クマにとっては、この上ないご馳走になります。
クワの実をたわわにつけた木にはクマが来るかもしれませんので、注意をしてください。
先に収穫してしまうことも、クマを引き寄せないための有効な手段です。
・・・
軽井沢町ではここ数日、電波発信器を付けた1頭のメスグマがある森に滞在しています。
そのクマは、きっとクワの木に登り、太い腕で枝を手繰り寄せ、クワの実を頬張っているのです・・・。
春山
普段は目立たないクワの木ですが、この時期は実を付けるので見つけやすくなります。

小指の爪ほどの小さな実は、白色から赤色へ、さらに熟すと写真のように黒っぽくなります。
こうなると人が食べても美味しく、クマにとっては、この上ないご馳走になります。
クワの実をたわわにつけた木にはクマが来るかもしれませんので、注意をしてください。
先に収穫してしまうことも、クマを引き寄せないための有効な手段です。
・・・
軽井沢町ではここ数日、電波発信器を付けた1頭のメスグマがある森に滞在しています。
そのクマは、きっとクワの木に登り、太い腕で枝を手繰り寄せ、クワの実を頬張っているのです・・・。
春山