町北西部でクマを捕獲しました

先週、町北西部でクマ目撃が相次いでおりましたが、5月19日(月曜日)にその付近の国有林でクマを捕獲しました。

縮小

体重は40kg。推定年齢2歳のオスグマでした。

前回お伝えしたとおり、やはり若いクマでした。
また、目撃情報やセンサーカメラに写ったクマと、サイズや毛並み(ごわついて長い感じ)はそっくりですので、恐らくこの個体が目撃されていたクマの可能性が高いです。

電波発信器を装着し、昨日(5月20日)、町内の奥山にて人を怖がらせるための学習として、銃砲でゴム弾(お尻に硬化プラスチック製の弾を当て痛み与える)や花火弾(爆発音で脅かす)を発砲し、放獣しました。もちろん人の声や鈴の音もしっかり聞かせておきました。

aversive conditioning

その後、昨日夕方は町内で電波が入っていましたが、本日は町内から電波が途絶えました。
町外へ行ってしまったようです。

1~2歳のオスグマというと、これから暮らしていく場所を探してウロウロする、そんな年頃です。
これが機会になって、先日まで出没していた西部小学校周辺には来なくなる可能性もあります。

しかし、また戻ってきたときには、この若グマに場所への警戒心を植えつけるために花火等で追払いを行なっていきます。

何とか捕獲はできましたが、私たちの仕事(監視や追い払い)はこれからが本番です。
このクマとしっかりすみ分けしていけるようにがんばります。

付近の皆様へ
このクマがまた戻ってきた場合、深夜や早朝に大きな花火や鈴、声などで追い払いを行ないます。
どうかご容赦ください。

また、町北西部は国有林と住宅地が非常に近いエリアです。
今後も他のクマが出没する可能性もあります。

今後とも

・お散歩時の鈴の携帯、犬の手綱の装着
・家周りでの夜間のゴミや食料の室内管理

など、どうぞよろしくお願いいたします。

田中
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町北西部でのクマ目撃情報

5月上旬から、町内の北西部(西部小学校の1000m道付近)の国有林境でクマの目撃が頻発しています。

目撃された付近を調べていると、昨年の秋、豊作だったコナラやクリがたくさん余って落ちています。

昨年ドングリ

恐らくこれらを食べに出てきているのだと思われます。

現在、付近のパトロールはもちろんのこと、町の携帯メールサービスさる・くまナビネット(位置情報)の他、現場付近にはクマ情報看板を設置して、情報発信と注意喚起につとめています。

情報看板

センサーカメラも多数設置し、出没しているクマや移動経路の特定も行っています。

センサーカメラ0516

目撃情報やカメラ撮影されたクマの大きさから考えて、まだ若いクマのような感じです。
また、発信器も付いていません。

森の中にある軽井沢町では、人と生活場とクマの生息地の区別が付きにくく、何も知らない若いクマがふらっと出てくることがあります。

このようなクマとすみ分けを進めるために、軽井沢町では発信器を装着した上で徹底した追い払いを行っています。
そのためには、まず捕獲しなくてはなりません。

既に捕獲ワナも多数配置しました。
檻設置2

ワナ付近には接近注意の看板も設置しています。
檻看板2

付近のみなさまへ

私たちはクマの気配や歩く音になかなか気付くことができませんが、クマは些細な物音でも人の接近を察してくれます。逆にゴミや食料などの食べさせてしまうと、何度も家周りに出てくることがあります。

以下の点をご注意ください。

・朝夕のお散歩時の鈴などの鳴り物の携帯
・犬のリード(手綱)の着用
・夜間の家周りでのゴミや食料の徹底した管理(室内保管)

ご協力のほど、どうぞよろしくお願い致します。

田中

冬眠からあけました

軽井沢の春はテレビの画面を早送りで見ているようです。
中でもアズマイチゲには驚かされます。

side

アズマイチゲは「春の妖精」とも呼ばれ、雪が融けてから木々の葉が出るまでの間に芽を出し、花を咲かせ、枯れます。
その間、ひと月ほどでしょうか。
じつはたくましい根を持っているのですが、地上部では日光とのつかの間の出会いを慈しむかのように、花はいつも太陽を向いています。

さて、浅間山のクマも冬眠からあけて動き始めました。
やはり、サクラが咲き、新緑が広がる頃ですね。

electric fence

先日はシカの被害を防ぐために電気柵を張りました。
動物たちの気配を身近に感じる季節が始まりました。

  玉谷

銃砲の訓練

私たちが行うクマ対策では、銃砲を使用することがあります。

軽井沢は、豊かな森に包まれた鳥獣保護区の中にクマも生息し、人も生活しています。

このような場所では、クマたちは人に追われることもなく、徐々に人の存在や建物、道路等に対して警戒心が低くなり、人とクマとがばったり遭遇したり、被害が発生する可能性が上がることも予想されます。

私たちは、このような状況を少しでも防ぎたいと思っています。

そこで、クマの人に対する警戒心を高めるために、ベアドッグによる追い払いはもちろんのこと、銃砲にゴム弾という硬化プラスチック製の弾を込めて、クマ(のお尻の部分)に当てて痛み刺激を与えたり、閃光と爆音を発する花火弾を発砲することがあります(もちろん人側もクマの性質や被害防除の術を知り、実践する必要もありますが・・・)。

しかし、銃砲はその管理や操作を厳格に行わなければなりません。
よって、私たちは銃砲訓練をしっかりしておく義務がありあます。

そこで、本日は(クマが冬眠しているこの時期に)、田中、大嶋である射撃場にて射撃訓練を行いました。

shooting training1

ちなみにこれは50m先の標的。
Target.jpg

1発1発、色んな体勢で発砲し、その精度も双眼鏡で確認しながら、その都度、修正してゆきます。

動くものへも適応するために、クレー射撃(ランダムに飛んでゆく皿を狙い撃つ)も行いました。

お伺いした射撃場の教官や関係者の方も非常に親切で、銃砲所持者としてはかなり若手の二人に(期待して?!)銃の操作や射撃のポイントのアドバイスを細かく下さいました。

おかげさまで半日でしたが、本当に充実した訓練となりました。

今後も必要なときに、安全に、プロとしての仕事をしっかりとこなせるように、必要な技術の訓練を積み、備えてゆきたいと思います。

田中 & ブレット

トウモロコシの季節がやって来ました

梅雨が早めに明け、トウモロコシは夏の太陽をいっぱいに受けて、ぐんぐん生長しています。
実が熟し、クマにとってはたまらないであろう、甘い香りが漂い始めるのも時間の問題です。

夏のトウモロコシ畑
(写真)軽井沢は夏らしい日が続いています

クマからトウモロコシを守るには、電気柵が有効です。
電気柵のワイヤーには微弱な電気が数千ボルトの電圧で流れており、触れるとショックが来るしくみになっています。
もともとは家畜が外に逃げ出さないようにつくられたものを、ここではクマが畑の中に入って来ないようにするために使っています。

昨年の秋、「循環型農業」で知られる東御市の永井農場さんから、人とクマの共生に役立ててほしいと、電気柵を贈与していただきました。
先日、追分地区の畑に設置したのは太陽光発電をする機種で、充電することにより、夜も電気を流します。

草刈りが大事
(写真)草を刈って漏電しないようにすることが大事です

トウモロコシをクマから守ることは、クマを守ることにもつながります。
8300V
(写真)8300ボルト

ピッキオでは、電気柵を貸し出して効果を見ていただいたり、設置のお手伝いをしたりしています。

また、軽井沢町では電気柵の購入・設置に対する補助を実施しております。
補助に関する詳細は、下記までお問い合わせください。

●軽井沢町 観光経済課 農林係 0267-45-8572

  玉谷